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  イギリスで競合しあっているスーパーマーケット5店の歴史と基本コンセプトなどを比較検討

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英国のスーパーマーケット
大型競合店がひしめく英国では、クリスマス前となると大手スーパーがテレビコマーシャルで、ここぞとばかりにお店をアピールします。その戦いは、クリスマスが終わっても、続くもの。クリスマス後の半額セールに向けて、タレントさんを替え、バージョンを替え、CM合戦は、ニューイヤーが過ぎても終わりません。

日本では「関東ではヨーカドー、関西ではダイエー」といったように、うまくすみ分けをしていて、コマーシャルはバーゲンセールのときでしか、見られないかもしれません。イギリスでは、1月いっぱいのセールが過ぎたら「バレンタイン・デー」や「母の日」と、セールは終わりません。店の一角には、必ず何らかのギフト−コーナーが設けられていることでしょう。

英国での買い物は、1週間に1回するもの。四車輪のショッピングカート(trolley)に1週間分の食料を積み上げて、レジのベルトコンベアーに自分で並べて精算を待ちます。少しずつ購入するのもいいけど、ときどきは、イギリス式に欲しいものをごっそり買っていく買い物を楽しんでみてはいかが?
 Sainsbury's
1869年、ホルボンに第一号店。イギリスの老舗スーパーを誇るこの店は、2002年6月現在で463店舗を持つ。クオリティーの高いものを安く提供することで、人々の「ファースト・チョイス」となることを掲げている。全商品の40%は自社ブランドであり、「オーガニック」と銘打たれたものが多い。毎年3月には、2週間、人々にフェアトレードの理解を促すためのイベントを催し、それ以外にもETIやオックスファムと協力するなどチャリティ団体とも交流している。店内にはパンをスライスする機械が設置されるお店も多く、自分の好みの幅に切って買うことができる。
 TESCO
イギリスにヨーロッパ・アジアの数をあわせて1023店舗をかかえる超大型店。食料品はもちろん衣料品にも力を置き、今年から衣料コーナーに、アメリカ3大人気ブランドのひとつ「チェロキー」を加えた。毎年チャリティー・オブ・ザ・イヤーを決めてほかの団体に協力している。今年いっぱいはチャリティーショップの「バーナーズ」のアクティビティに参加し、金銭面での貢献をする。「Every little helps」というキャッチフレーズのとおり、何か質問をしても店員さんが穏やかに答えてくれる。やさしい店員さんに慣れている日本人にとっては、親しみやすくていい。
 Marks & Spencer
国内・外あわせて514店舗を持つ大規模店。ミッシェル・マークスとトム・スペンサーが手を組んだことから始まり、1901年、マンチェスターにヘッドオフィスを構え、「杓子定規に対するスタンダード」というポリシーが築かれた。その後、ミシェルの息子、サイモンによって、その方針が受け継がれ、衣料品から食品、ギフトまで幅広く扱う。お店の立地に合わせ、食品中心の店と洋服中心の店に分かれている。シルバー、メタル製品はすべて漆(うるし)仕上げであるなど、店内にあるものすべてが自社製品で統一され、こだわりがある。
 ASDA
1965年、ヨークシャーの農家たちの間でつくられ、1999年7月に家具などで有名な「ウォルマート」のファミリーとなった。食品はもとより衣料品、レジャー用品など幅広いジャンルの品物を売っている。「ASDA Price」のキャッチフレーズのとおり、店内では製品の前に値段が大きく表示され、いちばんアピールされているのは安さである。乳がんの人々のための団体「ブレスト・カンサー・ケア」に5年間協力し、これまで140万ポンドをその団体のために稼いでいる。店内は広びろとしていて、カートを押して歩いても人とぶつかる心配が少なく、開放感がある。店員さんの明るさも特徴のひとつ。
 Co-op
地元住民が組合員となり店を運営している、日本でいう「生協」。19世紀半ばに設立され、現在にいたるまで小売業にとどまらず銀行、保険、DVDやビデオのレンタルショップ、農業、旅行代理店、乳業、建設業、靴や洋服の製造業と、あらゆる分野に進出をしている。チャリティにも積極的で、1990年には動物実験をおこなった製品は売らないことを宣言し一部の製品を排除した。昨年12月から、北コスタリカの人々を支援するため、フェアトレードでは初のパイナップル製品を扱っている。店内は狭いがその分時間をかけずに買い物ができ、便利である。