食べるイギリス アフタヌーンティーを味合う
イギリス, まずい, 食事, 郷土料理, 家庭料理,アフタヌーンティ, 紅茶, 英国, スコーン
マクドナルドやフランス風の細長いジャガイモのフライではなく、大人の指くらいの太さにザクザクと切るのが、イギリスのチップスだ。
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シリーズ まるごと食べる!イギリス
Vol.3 いよいよアフタヌーンティーを味合う
紅茶と一緒にいただく、ショートブレッド、サンドウィッチ、スコーンなどの準備が整ったら、再びシッティング・ルームへ。ポットにお湯をたっぷり用意し、好みの紅茶の葉を入れる。 ジュリアーナ式アフタヌーンティーでは、茶器類はすべて揃いのものではなく、バラバラのティーカップ&ソーサーを用意している。堅苦しい形式に囚われず、楽しくティータイムを楽しもう、というのが彼女の提案だ。ただし、ティーカップ&ソーサーのセットはてんでバラバラというわけではなく、一貫したテーマを持たせたり、特定の色をアクセントに使ったりして、全体がまとまるように揃えるとよい。 ジュリアーナさんの場合は、花をテーマにしたティーカップ&ソーサーを10数組用意している。色も、赤と金がアクセントになっているものが中心だ。高価なティーセットをすべて揃えてしまうのももちろん素敵だが、このように自分なりのテーマを決めて、そのつど気に入ったティーカップ&ソーサーをあちこちで購入する、というのも通の楽しみ方だろう。
◆
お茶が先かミルクが先か?
紅茶を淹れる際、未だに論争になるこの疑問について、ジュリアーナさんは「基本的には好みの問題」という。しかし、どちらにも一長一短があり、それはこんな具合だ。
アフタヌーンティーが始まったビクトリア時代では、磁器の質がまだまだ低かったため、非常に高温な紅茶を直接カップに注ぐとひびが入ってしまうことが当たり前であった。そこでミルクを先に入れておいてその中にお茶を注げば、カップのひび割れを防ぐことができたというわけだ。
ここから、紅茶を先に注ぐというゼスチャーには、「私は熱い紅茶を直接注いでもひび割れしないような高品質なカップ使っている」というメッセージが込められていた、ともいう。
ただし現実面では、ミルクを先に入れておくとカップに茶渋がつきにくい、スプーンでかき混ぜなくともお茶とミルクが自然にほどよく混ざる、など利点がやや多いようだ。
◆
何から食べればいいの?
フルティーの場合、あまりに色々な食べ物が供されるので、どれから手を出したらいいのか迷ってしまうかもれない。
段々重ねのトレーで供される場合は、基本的に下のトレーからいただく。一番下はサンドウィッチ、真ん中はスコーン、それ以外の甘いお菓子は一番上のトレーに置かれている。
この順番は、別々のトレーに載せられている場合も同様だ。
また、通常はサンドウィッチから甘いものに移った後に、再びサンドウィッチに戻ることはしない。一般的には西洋の食では、savory (塩味のもの)と sweet(甘いもの)を混ぜる習慣がないからである。この点、日本人としては注意したいものだ。
これらのルールさえ守れば、あとは好きなものを好きなだけつまめばよい。おいしい紅茶と一緒にいただく手作りのサンドウィッチやお菓子の味は最高。心ゆくまで味わおう。
◆
トータルなアフタヌーンティー体験
ジュリアーナズ・キッチンのアフタヌーンティー・コースでは、最後の1時間は、おいしい紅茶と自分たちが作った茶菓子を、ジュリアーナさんやほかの生徒たちとの会話を楽しむ時間となっている。アフタヌーンティーについて、英国での生活について、色々な質問をしてみるのもよし。ショートブレッドとスコーン以外にジュリアーナさんが用意してくれた手作りのお菓子のレシピをうかがうのもよし。
コースの終わりには、残りのスコーンやショートブレッドを Doggy Bag「お土産」として持ち帰ることもできる。まさにハートもお腹も、そして好奇心も満たされて大満足の3時間半である。
ジュリアーナズ・キッチンでは、紅茶の淹れ方、スコーンやショートブレッドの作り方を学ぶだけでなく、英国の伝統にのっとった形でありながら、決して堅苦しくはないアフタヌーンティーをトータルに体験することができるのだ。
Giuliana’s Kitchen, Afternoon Tea Course
10 Acacia Place, St. Johns Wood, London, NW8 6A
Tel: 020 7586 3016
E-mail:
giulianaorme@yahoo.co.uk
アフタヌーンティー・コースは通常木曜日10:00-13:30
料金:50ポンド
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