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  ホーム食・料理イギリスの料理・食材まるごと食べる!>vol.2 ソーセージ & マッシュ

 
  試してみたいイギリスの代表的な家庭料理とスーパーマーケットで手に入る食材/既成食品

  イギリスの料理・食材
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 1.  Fish & Chips
 2.  ソ-セ-ジ&マッシュ
  英国のソーセージ
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  14種テイスティング
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シリーズ まるごと食べる!イギリス
Vol.2 ソーセージ・アンド・マッシュ
ソーセージ・アンド・マッシュ(Sausages and Mash)フィッシュ・アンド・チップス(Fish and Chips)と並ぶイギリスのパブ・フードの代表といえば、ソーセージ・アンド・マッシュ(Sausages and Mash)。マッシュはつぶしてバターやミルクなどを加えたジャガイモ、つまりマッシュポテトのこと。このマッシュポテトの上に焼いたソーセージをのせグレービー(gravy) と呼ばれるソースをかける、これまたイギリスらしいシンプルな料理である。

このソーセージ・アンド・マッシュ、イギリス人の間ではバンガーズ・アンド・マッシュ (Bangers and Mash) とも呼ばれる。もともとBanger はBang という「ドカン」「バン」などの衝突・爆発音を表すことばからできた単語で、「爆竹」や「火薬」を指す。第二次世界大戦中の英国では食糧不足が深刻で、肉を節約してソーセージにも水分が多く加えられたという。そのためソーセージを焼くときに、中の水分が膨張し皮をやぶって破裂してしまうこと多かった。ここから「大きな音を立てて破裂するもの」という意味で、Banger がソーセージの愛称になったというわけ。


 ソーセージのルーツ
ソーセージ・アンド・マッシュの主役は、いうまでもなくソーセージ。まずはこの主役のルーツを探ることから始めよう。

古くは、紀元前3000年前のギリシアでソーセージに近いものが食べられていたことが確認されている。貴重な食肉だけでなく獲物の血や脂、内臓などを余すことなくおいしく食べよう、という工夫がソーセージの原点であった。当時の加工過程は現在よりもずっと簡単で、塩漬けしたもの、乾燥させたもの、その両処理を施したもの、の3種類であった。これらの簡単な加工法がしだいに複雑になり、今から2500年前までには、肉を腸詰めにする現在のソーセージの原形ができあがったといわれる。

紀元前のヨーロッパでは、イノシシは貴重な獣で食用として珍重されていた。ローマではイノシシを焼くだけでなく、ソーセージやハムにして肉を楽しむ習慣があったが、イノシシの家畜化が進み「豚」として食されるようになった15世紀以前は、市民が気軽に食べられるような肉ではなかったようだ。

中世になると十字軍の影響により、各地の物産、特に香草、香辛料、砂糖が流通するようになり、製造技術も向上したことから、それまでの硬くて塩辛いソーセージもどきから、素材も味付けも多種多様なおいしいソーセージが各地で作られるようになった。これらのソーセージはやがて、欧州大陸からイギリスへとやってきた。