食・料理
  ホーム食・料理イギリスの料理・食材まるごと食べる!

 
  試してみたいイギリスの代表的な家庭料理とスーパーマーケットで手に入る食材/既成食品

  イギリスの料理・食材
>>  まるごと食べる!
 1.  Fish & Chips
 2.  ソ-セ-ジ&マッシュ
 3.  アフタヌーンティ
>>  イギリス家庭料理
>>  食材/既成食品
シリーズ まるごと食べる!イギリス
イギリスの『食』は世界でも悪名が高い。料理専門家の間でも一般の人々の間でも『イギリス料理=まずい』という図式がしっかりできあがっているようだ。あまりの食べ物のまずさにイギリス旅行中に何キロも痩せたとか、ホームステイで出された料理の中で唯一食べられたのはキュウリをはさんだだけのサンドイッチだった、などという話もちらほら耳にする。

ところがここ数年、ロンドンなどの大都市を中心にイギリスの食に革命が起こっているという。イギリスの伝統的料理にフレンチやイタリアンの要素を取り入れたモダン・ブリティッシュはすっかり定着した感があるし、「すし」ブームにはじまった和食やオリエンタル、エスニック系の多彩な味を融合させたフュージョン料理の躍進ぶりには目を見はるものがある。中には「ロンドンは世界のグルメ都市に変貌した」という人さえもいるくらいだ。

このコメントに関しては、個人的には「10年早いんじゃないの?」といいたい筆者ではあるが、それでも、イギリスの食がポジティブな方向に向かってかなりダイナミックに動いていることは認めざるをえない。しかもこれは、華やかなレストラン・シーン(つまり外食産業)に限ったことではない。スーパーなどで売られる食材から出来あいの食品やテイクアウェイ(お持ち帰り)まで、すなわち一般家庭で食される日常の味にもこういった変化が浸透しつつあるのだ。

しかし、フィッシュアンドチップス、ローストビーフ、ソーセージアンドマッシュなど昔ながらのイギリス料理がすたれてきているかというと、決してそうではない。これらイギリス人のソウルフードとでもいうべき食べ物も、相変わらず絶大な人気を誇っている。これは、世界中の食べ物が簡単に手に入る日本でも、おにぎり・たこ焼き・お好み焼きなど昔ながらの庶民の味が忘れ去られることはないのと同じなのかもしれない。洋の東西にかかわらず、幼いころからなじんだ料理、味というものは理屈なしでおいしく感じるということだろうか。

このシリーズでは、昔から変わらぬ伝統的料理から最新のトレンドまで、さまざまな英国料理をとりあげてみたい。イギリスで出会うウマイもの、マズイもの、おもしろいもの、変なもの、すべてひっくるめて、まるごとのイギリスの『食』である。