イギリスで楽しむカクテルその他 ロンドンジンからイギリスワインまで
カクテル, ロンドンジン, イギリス, ワイン, サイダー, フルーツワイン
ロンドンジンを使ったカクテルやイギリス独特のサイダー、ワインまで、イギリスにはお洒落な飲み物が豊富。自然の恵みをカクテルなどで味わってみよう。
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スコッチ、ロンドンジン、ギネス、サイダーなどイギリスで親しまれているアルコールを紹介
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3.
カクテルその他
サイダー作り
英国で楽しむアルコール
- カクテルその他 -
ブリテンはそのおだやかな自然の恵みから生まれたお酒の宝庫。その魅力をいくつか紹介しよう。
(取材・文 福嶋美香)
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ロンドン・ジンとリキュール&カクテル
ロンドン・ジン
英国はドライ・ジンの本場。多くはロンドン・ジンとも呼ばれるようにロンドンを発祥とするものが多い。もともとはオランダのライデン大学で薬用酒ジェネヴァ(Jenever)として1660年に開発され、その味のよさから一般に普及したものだが、1689年に、オレンジ公ウイリアムが英国王に即位したとき、ジェネヴァは英国に持ち込まれて人気を得て、ジン(Gin)の名で親しまれるようになった。19世紀半ばに連続式蒸留器が発明されると、さらに純度、度数の高い高品質のスピリッツが蒸留できるようになった。ロンドンではこれを使ってジュニパーベリーなどの副材料を加えて単式蒸留したドライ・ジンが発売され、以後その人気を不動のものとした。代表的なものでゴードンズ(Gordon’s)、タンカレー (Tanqueray)、ボンベイ・サファイア(Bombay Sapphire)、ビーフィーター(Beefeater)などがある。なお、ドライ・ジンはマティーニ、ギムレット、ジン・フィズ、ジン・トニックといった人気カクテルのベースとしておなじみだ。
リキュール&カクテル
ブリテンにこだわるならぜひ試したいのがスコッチ・ベースのリキュール。似たものではアイリッシュのバイレイズ(Bailey’s)が有名。
知っておきたいリキュール&カクテル
ドランブイエ(Drambuie)
蜂蜜とハーブを加えたスコッチ・ベースのリキュール
コック・オ・ザ・ノース(Cock o' The North)
スコッチ・ベースのリキュール
ヘザー・クリーム・リキュール(Heather Cream Liqueur)
スコッチ・ベースのクリーム・リキュール。
ブラック・マウンテン・リキュール(Black Mountain Liqueurs)
ウェールズ産ウイスキー・ベースのリキュール
人気リキュール・ドランブイエを使ったカクテル
アバディーン・アンガス(Aberdeen Angus)
マッカーレイ(MacAulay)
マッカラム(MacCallum)
マックギリヴレイ(MacGillivray)
クランスマン(Clansman)
ウイスキー・クリーム・リキュールの作り方(4人分)
(材料)
ブラウン・シュガー 大さじ1
熱湯 大さじ2
バニラ・エッセンス 少々
ドランブイエ 大さじ5
シングル・クリーム 300ml
(作り方)
1.
熱湯にブラウン・シュガーを溶かし、冷ます。
2.
1. にバニラ・エッセンス、ドランブイエとクリームを加えて冷蔵庫で冷ます。
3.
2. をリキュール・グラスに注ぐ。
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サイダー&ペリー
サイダー(Cider)とは、ふくよかな風味と香りが特徴のりんごの発酵酒。ペリー(Perry)はさわやかな口当たりのなしの発酵酒で、エールと同様にブリテンで長い歴史を持つ。サイダー専用のりんご(サイダー・アップル)、ペリー専用のなし(ペリー・ペア)の産地はブリテン島西部やウェールズ周辺に多く見られ、醸造家たちが各品種を独自にブレンドすることによりドライからミディアム、スイートまで、バラエティ豊かな仕上がりとなる。なかには濃縮果汁をつかって人工的に炭酸を注入したものと、圧搾果汁を樽の中で伝統的に発酵熟成したものとあり、後者はリアル・サイダーやリアル・ペリーともいわれ、これらを提供するパブ(サイダー・パブ)が各地にみられる。著名な銘柄としてダンカートンズ(Dunkertons)やウエストンズ(Westons)などがある。
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ミード&フルーツ・ワイン
ミード(Mead)とは、蜜酒と水の発酵酒で、英国ではスペシャリティ・ワイン(またはフルーツ・ワイン)のひとつに分類される。人類最古の酒とさえいわれ、その名はサンスクリット語のMadhuに由来し、「甘い、おいしい」または「蜂蜜の、蜜酒」を意味する。黄金色のシェリーのような風味がミードの特徴で、味はドライからミディアム・ドライ、スイートまで幅広い。ミードと似たもので蜂蜜とりんご果汁からつくられたシーサー(Cyser)、蜂蜜とぶどう果汁からつくられたピメント(Pyment)などがある。このほかにもかなり幅広い種類の個性派フルーツ・ワインが作られているのでぜひ試したい。
ミードはエールの大先輩
古代ブリテンでは、古代ローマ帝国に支配される前に野生の蜂蜜が豊富にとれたこともあり、蜂蜜を発酵させたミード造りが盛んだった。古代の人々はミードを愛飲し、例えばセレモニーの後にすべての人にミードがいきわたるよう、輪になってミードを回し飲みした。また、新婚夫婦は毎日ミードを飲み、豊穣と創造を願ったという。ミードは「命の蜜」でもあったようだ。やがて人口増加とともに集落が増え、森林が伐採されて蜂蜜採取が難しくなると、蜂蜜は貴重な甘味料となり、ミードは高級酒として好まれた。ミードが高価になると庶民向けに蜂蜜の代用品として糖分を含む発芽した穀物が使われるようになり、品質改良が繰り返された。これが安価であまりにも一般に出回ったため、高級な元祖ミードと区別する必要がでてきた。そこで穀物からできた酒の呼び名としてエールという言葉が生まれたとされる。つまりミードはエールの大先輩にあたるわけである
スペシャリティ・ワイン/フルーツ・ワイン
ハニー・ワイン/ミード (Honey wine/Mead)
ブラックカラント・ワイン(Blackcurrant wine)
エルダーベリー・ワイン(Elderberry wine)
エルダーフラワー・ワイン(Elderflower wine)
ブラックベリー・ワイン(Blackberry wine)
グースベリー・ワイン(Gooseberry wine)
アプリコット・ワイン(Apricot wine)
チェリー・ワイン(Cherry wine)
ピーチ・ワイン(Peach wine)
クランベリー・ワイン(Cranberry wine)
スロー・ワイン(Sloe wine)
ジンジャー・ワイン(Ginger wine)
代表的なフルーツ・ワイン・メーカー
ブロートン(Broughton Pastures)
http://www.broughtonpastures.co.uk/
シャーウッズ(Sherwoods)
ブロードランド(Broadland)
ストーンズ(Stone's)
http://www.stonesgingerwine.com
クラビーズ(Crabbies)
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イングリッシュ・ワイン
イギリスでは近年ワイン消費量の増加が目覚しい。気軽に楽しめるテーブルワインからハイエンドのワインまで銘柄選びに困ることはないが、英国にも国産ワインつまりイングリッシュ・ワインやウェルシュ・ワインが存在する。なお、ブリティッシュ・ワインと呼ばれるものは輸入された濃縮ジュースをつかってワインを醸造したものなのでイングリッシュ(ウェルシュ)・ワインとは呼ばない。
イギリスが国産ワインの醸造に本格的に力を入れ始めるようになったのは、戦後間もないころにすぎない。今日ブリテン島ではドイツから移植された白ぶどうが栽培され、醸造されるワインの90%が白ワインであり、フローラルまたは果実のブーケと高い酸味が特徴とされる。もともとぶどう栽培に向かない気候条件にありながら、醸造家の努力が功を奏してその質は年々高まっており、特に白のスパークリング・ワインは、世界的権威のあるブラインド・テイスティングでフランスのシャンパンに勝るほどの出来。英国産ワインも「忘れずに」お試しあれ。
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