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Biscuits / ビスケット

ソファーに腰掛け、いや、別にソファーでなくてもいい。椅子に腰掛け紅茶を味わう。勿論コーヒーでもいい。ふと口寂しくて何か欲しくなる。この瞬間、統計によると25%のイギリス人は、何はともあれビスケットを口にする。これは温かい飲み物と相性がいいこと、空腹感をすぐに満たしてくれること、近くの店で簡単に手に入ることが理由だろう。スーパーのお菓子売り場を見ても、至る所に様々なビスケットが備えられている。実際に英国のビスケットブランド(プレーンタイプ)のトップ5を挙げると、「McVities Digestive」「McVities Rich Tea」「McVities Ginger Nuts」「Fox Butter Crinkle」「McVities Hobnobs」と言われている。今回はこの中でも、トップを飾る、さくさく感のこうばしいDigestive Biscuitsを取り上げてみた。

歴史  1830年に創業されたMcVitiesの工場で、1892年に初めてのDigestive Biscuitsが生産された。その商品の特徴は、体内の消化作用(Digestion)を助ける重曹の含有量を多くして、より食べやすくなっているという点だった。彼らの狙いは当たり、甘すぎず、しつこさがなく、何枚でも食べることのできるこの魔法のビスケットはたちまち消費量を増やし、現在では一日につき600万枚以上が購入されている。つまり、あなたが1口かじったその瞬間に、少なくとも70人が「さくっ」と、同じ音を立てていることになる。

味覚  オリジナルのMcVitiesが市場の半分を占めているのは事実だが、各スーパーマーケットも自社製品でDigestive Biscuitsなるものを販売している。そこで今回の味くらべの対象になった。尚、各スーパーにてエコノミー価格の商品も出回ってはいるが、余りにも味の差が激しいので今回では考慮外とし、それにかわり、ダイエットを考えている人にはとても気になる25%脂肪分カット商品を対象に含めてみた。結果としてはオリジナルのMcVitiesの素晴らしさを再認識することになった。また、それに勝るに劣らずM & S商品は甘くて極めて美味しい。但し、この商品は甘味を強く感じることにより、何枚も食べ過ぎない様に止める事は出来るが、McVitie'sは塩気が食欲を誘い、軽く次の一口に取りかかってしまう。これが消費比率を上げている理由と気づかされた。さて、脂肪分カット商品の方だが内容量を確認すると、脂肪分は減らしているがその分の味を補うために糖分が増やされていることに気づかされた。(唯一M & S商品だけ糖分も減らしてあり、目的にかなっている。)そのため、ヘルシーを強調しているに関わらず、通常製品とカロリーは大差がない。結局はダイエットを考えるくらいならばビスケットを食べない方がいいということなのだろうか。しかし、お茶の時間に添えられたビスケットはテーブルを魅惑的に飾る。この誘惑を断るよりも体を動かして消費することにしてみましょうか。

 Hovis
 価格:£    ☆☆☆☆
食パンの大手メーカーによるDigestive Biscuits。そのためかパンの形をしているのが可愛らしい。ビスケットとしては知名度がないがJacobsと製造場を同じくしていてJacobsのビスケットアソートの袋の中でお目にかかることが出来る。脂肪分はもとより控えめで甘味も感じられ、薄いため歯ざわりがいい。ただ、これを何枚か食べるとものたりず、普通のビスケットが恋しくなる。
 McVities
 価格:£    ☆☆☆☆☆
Digestive Biscuitsのオリジナル。全商品中、一番糖分が低いため塩気をより感じ、食べても食べても飽きが来ない。この味くらべで全ての商品を吟味した後、ほっと一息入れるビスケットに選んだのは結局この商品だった。文句なし。
 McVities Reduced Fat
 価格:£    ☆☆☆☆
油分が少ないためぱりっとしている。Rich Teaの味に近い感じがし、軽めで全く通常商品と味が異なる。ビスケット表面の「LIGHT」の文字が可愛らしい。女性側には比較的支持はあった。
 M & S
 価格:£    ☆☆☆☆☆
M & S商品は他と比べて塩分が控えめなため、甘味が強く感じられる。脂肪分は全商品中一番多く、それがよりお菓子としての味わいを増し、旨みを引き出している。当然ながら高カロリーでダイエットの敵だが、食べて嬉しいとしたらこの商品ではないだろうか。
 Safeway
 価格:£    ☆☆
やや粉っぽく、甘味が非常に薄い。それそのものだけを食べるに至っては不服はないが他と比べるとやはり落ちる。
 Tesco
 価格: £    ☆☆☆
テスコの商品は比較的塩分が多めなため塩気はよく感じる。同系統のスーパー自社製品中一番味は落ち着いている様に見受けられる。少々ぱさぱさしているがまあまあ美味しい。
 Sainsburys Be good to yourself
 価格:£    ☆
味としては一番不評。明らかに粉の味がし、もう一枚と言う気にはならない。パッケージの新しさはともかく、この分量でしか販売していないので「買ったら食べなくてはならない」というプレッシャーが感じられ、余計体によくない印象がする。
 Sainsburys
 価格:£    ☆☆
Safewayと変わらず、通常商品からして少々粉の味がする。平凡な出来になっている。
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