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Baked Beans / イギリスのベイクド・ビーンズ

Baked Beansは英国で最もよく売れている缶詰食品だ。レストランのメニューでBaked Beansを探すのに長年の経験はいらない!1895年にH.J. Heinzによって英国に紹介されて以来、英国の食文化においてビーンズは確固たる位置を形成してきた。Baked Beans on Toastは一番速くしかも簡単にできるファーストフードだ。しかも調理器具の中でまともに使えるのは缶切りだけ、という英国男性には最も重要な食べ物と言えるだろう!Economy Baked Beans(一缶9ペンス)は、大学生や経済的にちょっと苦しい家庭には、大変安くしかも重要な栄養源だ。

市場でのトップブランドであり、最も人気があるBaked BeansはHeinz(英国史上の52%を占めると言われる)である。長年に渡ってHeinzの宣伝文句は「ビーンズと言えばHeinz」だった。しかし、その後続々と新しいブランドが進出し、しかもスーパーマーケット独自のブランド(スーパーマーケットが独自に製造し、販売している)なども登場し、Heinzの市場での位置は危うくなってきた。Baked Beansは米国のBurnham and Morrilが1875年に、漁船の乗組員に供給するため作り始めたと言われている。Heinz Baked BeansはForthum and Masonによって初めて英国で販売され、長年の間贅沢品として扱われていた。1940年までBaked Beansには豚肉の切り身が入っていたが、第二次世界大戦中、肉が貴重品となったためビーンズから取り除かれた。

Heinzの主張によれば、Baked Beansは栄養価が高く低脂肪で人工防腐剤が入っていない。しかし、Baked Beansには塩分と糖分が大量に含まれている。そこで生まれたのが「塩分と糖分少な目」の「ヘルシー」なタイプのビーンズだ。最近になって、1998年ワールドカップのイングランド・サッカーチームのマネージャーであるGlenn Hoddle氏は、選手の「認可」食品のリストにBaked Beansを載せることを拒否した。塩分と糖分が高すぎると言うのである。選手にとって大変な迷惑であったのは言うまでもない!

Heinz Baked Beansはネイビービーンズと呼ばれる、いんげん豆の一種を使用している。その他の主要内容物は地中海トマトを使ったトマトピューレである。Heinzはその成功の秘訣は「ハーブとスパイスのユニークなブレンド」にあるとしている。

ビーンズの知識と統計
英国市場で販売されているビーンズの年間販売量は約900万缶で、2億3,500万ポンドに昇る。これは一人当たり年間16缶の消費量となる。英国人の一人当たりの年間消費量は他のどの国(米国を含む)をも上回っている。Heinz Baked Beansが最初に英国で製造されたのは1928年である。Heinzは現在、Wigan(英国北西部)の工場でビーンズを製造しており、その数は毎分1,000缶以上である。1週間に使用する乾燥豆の量は1,000トン以上に昇る。約480粒から500粒のビーンズが***グラム入りの缶一個に入っている。

4カ所のスーパーマーケットを調査してみた結果、約15種類のBaked Beansと、そのほかの内容物(ソーセージやベーコンなど)が含まれた様々な種類を発見した。価格は***グラム入りの缶一個につき37ペンスから9ペンスまでと異なり、それぞれを試食して違いをテストしてみた。結論は....一番高い物が最高の味ではない、ということ!

Standard Variety

 Heinz
 価格:£    ☆☆☆☆☆
最もベイシックなbaked beansとして今回の商品を基準として他の製品を比較してみることにした。 トマトの香りは、生きているが、かなり甘みを強く感じた。甘い物好きのイギリス人向けか?
 Safeway
 価格:£    ☆☆☆☆☆
トマトの酸味か、さわやか。今回試食した中で最も"トマトソース"を実感できる商品と思われる。スパイスも効いている。甘さ控えめ。
 Tesco
 価格:£    ☆☆☆
色淡く、薄味。あっさりした味は日本人向けかも。しかしやや物足りなさも感じられる。Tescoの商品は、エコノミータイプを除きプルトップタイプ缶で開けやすい。細かい配慮が、単身者、キャンパーにはありがたい。
 HP Beans
 価格:£    ☆
HPソース多めで、やや水っぽい。味も香りもりも人工的。後味も良くない。このシリーズの中で最も値段が高いのはなぜか?理解に苦しむ。

Economy

 Safeway
 価格:£    ☆☆☆☆
ソースやや多めで、色も薄い。しかし結構甘みは強く、いわゆるイギリスの基本味と言えるかも。同スーパーの、Basic商品と比べるとスパイス感弱く、シンプルな味。
 Tesco
 価格:£    ☆☆☆
かなり濃いトマト色。甘みも強くこってりしている。お子さまランチ向きのケチャップ味。
 Heinz
 価格:£    ☆☆
トマトの風味があまり感じられない。薄味と言うより人工的な味。
 Tesco
 価格:£    ☆
臭いが良くない。豆は堅め、ほのかに苦みもある。後味が、すっきりしない。

Special Varieties

 Heinz Weight Watcher
 価格:£    ☆☆☆
トマトの風味に欠ける分、豆の味が生かされている。日本食"大豆の煮物"を思い出させる。食材の一つとして応用が効きそう。
 Tesco Mix Beans
 価格:£    ☆☆☆☆
甘さ控えめ薄味で、まさに日本の"煮豆"4種類の豆は、個性がそれぞれ生きていて、食べ飽きない。しかし、いわゆる"Baked Beans"としては少し種類の異なった物のように思われる。
 HP Beans & Black Pudding
 価格:£    ☆☆☆
豆の皮が堅いのが、気になるが黒胡椒の風味が生きていて、味は悪くない。トマト味と言うより、ややドミグラスソース系の濃厚な色と味わい。BlackPuddingは歯ごたえは残っているもののそれほど強い味ではなく、初心者向き。
 HP All Day Breakfast
 価格:£    ☆☆
一缶で、朝食すべてをまかなおうと言うアイデアはおもしろいが、やはり無理がある。ベーコン、ソーセージは、どうしようもなく柔らかく、カリカリベーコン派には許せない代物。マッシュルーム、スコッチエッグは、歯ごたえも残っていて味も、それほど悪くない。 肝心の豆はと言うと、他の食材ので脇役にまわってしまった感あり。トマトソ−スとも、ぼんやりした味。 全体的にまとまりがない。
 Sainsburys Curried Beans
 価格:£    ☆☆
甘い。とにかく甘い。カレー味と聞いて、スパイシーな刺激を想像しただけに期待を裏切られた感じ。レーズンは、全くと言って良いほど、歯ごたえなく、ひたすら甘い。
 Sainsburys Baked Beans with Sausages
 価格:£    ☆☆
ソーセージが柔らかすぎ。その上甘い。その影響か、豆のほうも甘くソーセージの味に、トマト風味がすっかり負けてしまっている。
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