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「イングリッシュガーデンでアフタヌーンティーを楽しみながら友人たちとおしゃべり」、イギリス人の余暇の過ごし方のイメージはこんな感じだろうか?もちろんアフタヌーンにティーを楽しむ人は多いし、天気さえ良ければガーデンでおしゃべりもありだろうが、実際にそんな優雅なことをやっている人は、残念ながらそれほど多くない。
イギリスのシニア世代は余暇をどのように過ごすのか。意外にも(?)一番多いのは「テレビを見て過ごす」なのだ。特に日中のテレビ番組は一昔前のテレビドラマに始まり、アンティークのオークション、ガーデニング、料理、ハウジング、そして海外物件情報など、まさにシニアをターゲットにしたと思われる番組の目白押しだ。
もちろん、自宅に友人知人を招いてお茶とおしゃべりをする人も多い。日本との大きな違いは基本的に夫婦、カップルは連れ立ってやって来ることだ。誰かを何かに招く場合には、その相方も招くのが英国では当然のことになっている。会話も「ね、ダーリン?」で進むことが多い。離婚率も高いながら少なくともカップルでいる間は非常に仲が良いのである。
日本でお馴染みのガーデニングも、週末を利用して多くの人がやることのひとつだ。ガーデナーを雇って、自宅の庭を常にきれいにしておければ一番良いのだろうが、皆が皆できるわけではない。それでもできる限りきれいに保っておこう、という意気込みは、街を散策して各庭を見れば十分に感じられる。時間があれば庭の手入れをする人は多い。
日本人の多くは食べ物を通して季節を感じるが、彼らはガーデニングを通して季節を感じているのである。
また、海外に旅行に行く人も少なくない。英国の万年雨の天気のせいか、常夏の国への憧れは強い。
また、少なからぬイギリス人、特に男性、が日本といえば、ハイテクノロジー、車、そして武道(それもカンフーを日本発だと思い込んでいる)くらいしか知識がないながらも、一生のうちに一度は日本へ行くことを夢見ている。
彼らにとって「旅行」と言えば最低一週間の長さを持つのもひとつの特徴だろう。週末にフランスへちょっと、ということもあるが、彼らにとってこれは「旅行」ではない。日本人がツアーを利用して名所を一通り駆け足で周っている姿は、時間をかけてゆっくり周る、が基本姿勢である彼らにとっては、信じられないものなのである。
イギリスでは余暇に限らず、十分に余裕を持たせて時間を使う。人間が時間に躍らされていることはない。それがイギリスでは時間がゆっくり流れているように感じる理由なのだろう。
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