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オーガニック認定
イギリスにおいてオーガニックとは、EUによって法的に定められた用語です。卸売業者や小売業者は、決められたオーガニックフードの機関に認可されない限り、オーガニックという名で販売することが禁じられています。イギリスには僅かな数のオーガニックの機関があり、これらが the United Kingdom Register of Organic Food Standards (UKROFS)という厳しい法律に準じて認定を行います。

認可の役を担っている機関の中でもっとも有名なのは、The Soil Association (下にあるマークがそのロゴ)。イギリスで製造されるオーガニックフードの70% はここで認可され、もっとも厳しい基準を採用していると言われています。その他の機関は、法的に決められた最低水準にはもちろん達していますので、ご心配なく。

オーガニックフードの基本的な定義は、有機農場で育てられた食物であるということ。これらの農場は、2年間化学肥料や殺虫剤を使用しない過程を経ることが条件づけられています。その後ももちろん無農薬の状態を保ち、家畜には有機のえさを与えなければなりません。また、屠殺するときは、家畜に苦痛を与えることのないよう、義務づけられています。究極の有機農場は、"closed cycle"といって、その農場の牛糞などを農場の肥料として使用し、家畜が元気に育つようにしています。

オーガニックという文字が書かれた製品には、オーガニック機関認定のシンボルマークが入っています。ただ、これは法的に必要とされているわけではありません。ただ、ラベルには機関のコードがついています。たとえば、Organic Certification: UK 1などです。

以上のように、イギリス国内におけるオーガニック食品の水準は厳格に管理されています。しかし、イギリスのオーガニック製品の70%は、海外から輸入されています。こうした輸入食品にも、共通の基準は適用されているのでしょうか? 残念ながら、その答えはNoです。アメリカだけでも、違う基準を設けている機関が90もあるのです。

ただし、EUにおける基準は一貫しており、EU加盟国は、独自の機関を設けています。世界全体でオーガニック市場を管理しているのは、唯一、ドイツにあるInternational Federation of Organic Agriculture Movementsで、97カ国の730機関を管理しています。しかしこれは世界規模では、いかに異なる基準でオーガニック製品の判定を行っているかの証拠に過ぎません。

EU加盟国間で流通しているオーガニック食品は、同様の基準を採用している国や輸入業者のものしか受け付けないことになっています。ただ、実際に市場をどこまで管理できるのかは、難しいところ。そのため、イギリス国内でも、自分の住んでいるところから最も近い農場からオーガニック食品を得ようとする人も多くいます。新鮮さの面から言っても、そうする方が利点があると考えられています。

注意したいのは、オーガニックと表記されていても、100% オーガニックではないことです。通常、製造者は、 オーガニック食品に最高 5%の非有機物を使用することが許されています。製品に70-95%の有機成分が含まれていても、それはオーガニック製品とは言えません。そうしたものには、有機でできた原材料のみに対してオーガニックの表示が記載されます。

70%以下の有機成分のものは、法的に、オーガニックと表記をしてはいけないことになっています。ただ、その農場が、有機農場へと転化させられる過程にある場合のみ、ラベルに、product under conversion to organic farmingと記載することが可能です。