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ますます注目が集まる英国オーガニック市場
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ますます注目が集まる英国オーガニック市場
グルメ化が進む一方でBSEや鳥インフルエンザといった食の安全、あるいは成人病、肥満といった食育や健康志向の高まりと共に成長を遂げている英国のオーガニック市場をレポート。
健康志向とともに、成人病や肥満の増加といった社会問題への危機感や、鳥インフルエンザや、BSEなどに関連する食品の安全への意識の高まりが、英国のオーガニック食品市場を大きく後押ししているようです。そして時代とともに、人々が「食品がどこで、誰によりつくられているのか」という点について興味が増している様子がうかがえます。
英国は、EU諸国でもドイツやイタリアを凌ぐオーガニック大国です。英国オーガニック関連の中心的機関であるソイル・アソシエーション(Soil Association)によると、オーガニック食品マーケットはこの10年で一般に広く普及し、2006年の売り上げも前年に比べ30%増加しました。
これは2004年の売り上げの3倍、1600万ポンドの価値となります。たとえば900万羽のオーガニック七面鳥(ターキー)が出荷されましたが、この数は前年比で1.5倍を上回る数。オーガニックミルクの生産量は20億リットルの増加と、その売上規模は確実に増しています。
日本ではオーガニック食品は高額というイメージがあります。英国でも例外ではありませんが、近年はマーケットの変化により、低所得者でも比較的手が届きやすくなってきたことも、オーガニック市場に追い風となっているようです。庶民がよく利用する主力スーパーであるセインズベリーやテスコなども、続々とオーガニックのオリジナルブランドを発売し、より一般的に手に入りやすいものとして認知度があがってきています。
ソイル・アソシエーションによれば、少なくとも10人に4人が月に一度、その25%は少なくとも週に1度以上オーガニック食品を購入。さらにそのうちの10人に4人が有機農家に集うファーマーズ・マーケットで、10人に二2人が有機農家個人のファームショップで購入しているということです。
また、その多くの人々が、オーガニック食品が健康によく、環境にやさしいと考えているようです。英国全体の食品マーケットからすれば、オーガニック食品のシェアは依然1%強ですが、時代の流れと共にこれからさらにオーガニック食品分野の研究・開発がすすみ、人々の生活に浸透していきそうです。
文:福嶋美香 2007年2月