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第1回「イギリスのブログ事情」
今回から「イギリス面白ニュース」をお届けすることになりましたhammoことハモンド綾子です。イギリスでの日常生活、いまイギリスで流行っているもの、時事ニュース、ゴシップなど幅広い話題をお届けしたいと思います!

初回は、日本でも大流行中のブログの話。人気アイドルやプロ野球選手やセレブ系ブログもすっかりおなじみですね。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』による国別インターネット普及率を見ると、イギリスが世界で第10位(63.27%)、日本が16位(58.69%)と、意外にもイギリスが上位につけています。

ちなみに各国の順位を見てみると、1位セントクリストファー・ネイヴィス(別称セントキッツ、西インド諸島のイギリス連邦加盟国)、2位ニュージーランド、3位アイスランド、4位マルタ、5位スウェーデン、8位韓国、13位アメリカ、となっています(注:国ごとの統計によって、普及率の定義が異なり、また国によっては概算値の場合もある)。

イギリスでは、インターネットユーザーうち四分の一がブロガーだという統計が出ています。これは数字上で見ると15%以上の人がブログを持っている計算になります。もちろん企業で複数のブログを運営しているケースもあるので、統計だけでは図れない部分もありますが、これらブロガーのうち59%が日記を一般に公開しているそうです。

ブログの内容はというと、25%が自分の趣味について、20%が旅行について、12%が世界情勢に関する自分の意見について述べています。多くのブロガーが世界情勢について語るあたりが、欧米と日本のブロガーとの違いのひとつといえるかもしれません。代表的なブログのプロバイダーとして、MSN Spacesがあり、イギリスにおけるブログの25%のシェアーを占め、約3百万ものブログがこのプロバイダーで運営されています。

セレブ系のブログでは人気歌手のLily Allenがファンに向けてブログを綴り、さらに変わったところでは、北ウェールズ管轄において最高地位にある警察署長・Richard Brunstormが、警察署長日記を公開して話題になっています。内容は休日に妻の目を盗んでバイクを乗り回す話から、警察署長としての仕事の話など。警察署長としてイギリス初のブログといわれ、警察署長の私生活が覗けるという点が庶民の好奇心をそそるようです。ブログは英語のみですが、警察署長の本音に興味がある方はどうぞ。
http://www.north-wales.police.uk/nwp/public/en/blogs/
viewblog.asp?UID=1&CID=12


イギリス人といえば、世界でも指折りの「reserved(保守的)」な国民として有名で、自分の日記を不特定多数の見知らぬ人々に披露するなんてことは、ひところは夢にも思わなかったでしょう。しかし近頃は、最新機種の携帯やiPodは若い世代の間で大変なブームとなっており、競って新しいものを取り入れていく姿勢は、日本のティーンネイジャーと何ら変わりはありません。その熱狂ぶりが間違った方向に向かい、人気商品を欲しくても変えない若者によるひったくりや盗難が相次いで起こり、社会問題になったほど。新しいものはCool(かっこいい)という概念が若者の間では常識となっています。古きものを良しとし、アンティークや古い家を愛するここイギリスでも、世代交代と平行して、徐々に時代が変わりつつあるようです。