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拝啓 ローリング・ストーンズ様
「4人合わせて242歳」
ローリング・ストーンズのメンバーの年齢である。そんな彼等がまたワールド・ツアーを始めるらしい。お馴染みになった、ニューヨークでのツアー開始宣言では、新曲含め6曲のライブ・パフォーマンスもあったそうだ。さらにツアーに連動して新作を発表するらしい。
「こらこら、お年寄りをそんなに働かせたらダメじゃないか、レコード会社は」と、思わず心配になってしまうが、こちらの心配はよそにいたって元気な彼等。
中でもミック・ジャガー。彼は60歳を超えても 「ロック」するために、今でも毎朝ジョギングしているらしい、と、非常に「反ロック」的だ。御存知、彼は亡く子も黙る、戦後最大の大英帝国の成金である。そんな成金のもつどこか下品な熱を冷ますかごとく、たえずモラルというペルソナをまとい、その仮面の下の表情にどことなく哀愁が漂っていて、それがさらに反ロック的な匂いを漂わせている。
その点、キース・リチャードなどは、どこまでもロックしている。 2年程前に、とある音楽誌の表紙をキースが飾った。それは白黒で顔のどアップというモノであったのだが、ヘロインのせいで面相がほとんどホラ−映画みたいだった記憶がある。
彼は昔、末期のヘロイン中毒治療のため、ドイツの病院に入院していたことがあるが、そこで、ダメになった血液を新しいものに総入れ替えするという、とんでも なく贅沢な治療を受け無事退院。その際の一言。「これでまた打てるぜ!」
ところで、ぼくが彼等のステージを観たのが10年程前。2回目の来日時だったよう な気がする。10年程前とはいっても、その当時、彼等は既に「いいとし」であったわけだ。
ロン・ウッドはタバコばっかり吸って、「おれは不良だぜ、癌なんて恐くなんかねーぜ」ってアピールばっかりしていてあんまり弾かないし、キースは「足ばっか り」上げて、ポーズばかりであんまり弾けてないし、チャーリー・ワッツなんか「くいだおれ人形」そのまんまだし、ミックは体操のお兄さんみたいだし、って昔からか。
それから更に10年、長期に渡るワールド・ツアーを決行しようとしているストーン ズ。以下は記者会見でのミックの言葉、 『これを最後のツアーにしようとは計画していない。それに、そんなことを発表するつもりはない。“もう、これで終わりだ”って言うのは、みんなにチケットを買わせ ようとする策略だと思うね。俺たちは、どのツアーも成り行きに任せてる』 だそうだ。
さて、ここまで書いておいて言うのもなんだが、僕はきっと今回のコンサー トへも足を運んでしまうだろうし、新譜は発売日に買うだろう。何故なら、僕はストー ンズの大ファンだからだ。上記したように、やんや言ってしまうのも、僕が熱狂的ファンだからである。そもそも、「ロック・ファン」というのは、その音量に比例してか どうかは知らないが、ちょっと「うるさい」ものなのである。ただ、そんなうるさい僕達ファンを、彼等は未だに石ころのように転がし続ける。我々ファンは彼等に遊ばれているのである。まったく恐いおっさん達だ。すなわち、オチがないのでお手上げ状態。なので、
ストーンズ万歳! |