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イギリス・アイルランドの妖精伝説 各地に残る巨人伝説
『ナルニア国物語』にも登場する巨人も妖精の仲間。さまざま種類と性格の巨人がいますが、共通するのが巨大で力が強いということです。恐ろしい人食い巨人もいれば、親切な巨人もいます。イギリス各地、特に雄大な自然に多くの巨人伝説が残っています。雄大な大自然を前にすると、何か大きな力を持った存在を感じずにはいられない事でしょう。

 ジャイアンツ・コーズウェイ(Giant's Causeway)
北アイルランドの北の海岸に広がる、独特の六角形の柱群。世界遺産にも登録されたこの不思議な景観は、フィン・マックーンという巨人が作ったとされている。

 セント・マイケルズ・マウント(St. Michael’s Mount)jpg
イギリス南西部コーンウォールのマイケル湾に浮かぶ島。コーモランとコーメリアンという巨人夫妻が石を積み上げて造ったとされる。

 サーン・アバス
大きな丘の斜面に幅約60センチ、深さ約60センチの溝で描かれた巨人像。背の高さは約50メートルにもなる。乱暴な巨人を昼寝中に縛り、釘で固定した跡を残したものという説などが残る。今でも地元の人によって草刈が続けられている。

 おまけ 子供たちの妖精
イギリスで最も有名な妖精は、歯の妖精でしょう。日本にも抜けた乳歯を屋根に投げる習慣があります。ここで妖精が登場するところが、イギリスらしい習慣ではないでしょうか。

 歯の妖精(Tooth Fairy)
子供たちは抜けた乳歯を、ベッドの枕下か、小さな可愛いトゥース・フェアリー・ボックス(Tooth fairly box)に入れておく。すると翌日には、妖精によって歯はコイン(Tooth Coin)に変わっている。いわば親のご褒美であるが、子供たちはこうしたことを信じている。

 参考文献
 · 井村君江『妖精学入門』(講談社現代新書)
 · キャサリン・ブリックズ『妖精Who’s Who』(筑摩書房)
 · ビアトリス・フィルポッツ『妖精たちの物語』(原書房)
 · 飯田正美『イギリス伝説紀行』(松柏社)

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