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映画ハリー・ポッターシリーズの舞台となったのは、魔法の国のイメージにぴったりなイギリス。映画では、都会とは一味ちがったイギリスらしさを感じさせる建物や風景を目にすることができる。その中でもメインとなるのが、ホグワーツ魔法魔術学校の舞台となったグロスター大聖堂の僧院で、特に11世紀に建築された部分が使用されている。魔法魔術学校の迷路となった道も、この僧院の廊下である。グロスター大聖堂の司祭によると、特別の雰囲気があるこの大聖堂は、ヨーロッパの中でも最も美しい建築物の一つとして位置づけられるそうだ。
イングランド中央部に位置するレイコック村の寺院、レイコック・アビィは、魔法魔術学校の内部シーンのロケ地となった。この寺院はかつて寺院として使われていたのだが、現在は住居となっている。
オックスフォードと言えば、アカデミックな大学町というイメージがあるが、実はここも映画の舞台となっている。ホグワーツ魔法魔術学校の図書館として使われたのは、ボドリアン図書館の中にあるデューク・ハンフリー図書館とディビニティスクールの一部(見学可)である。ディビニティ・スクールは、15世紀に神学学生のために作られた建物で、おそらくオックスフォードの中でも最も美しい中世建築物である。乳白色の扇状の天井が美しい。
46あるオックスフォード大学のカレッジのうち、最も伝統があるカレッジのひとつであるクライスト・チャーチも、ホグワーツ魔法魔術学校の一部に使われている。
ロンドン中にはりめぐらされた地下鉄の駅も、いくつかが映画の舞台となっている。ハリーの出発駅として使用されたのは、キングス・クロス駅のプラットフォームの4と5。その他、ウォータールー線とシティ線も使われているそうだ。
ロンドンの地下鉄を利用して行くことのできるロンドン動物園の最寄駅は、リージェントパーク。この動物園の爬虫類館には、ハリーが蛇と話をする場面に使われた。もちろん、この動物園には、爬虫類のほかにもたくさんの動物がいる。
スコットランド近くにまで足をのばすと、多くのイギリス映画の舞台となったアニック城にたどり着く。映画の中では、この屋外で30人あまりの子供たちが、マントをつけて魔法のほうきで空を飛ぶことを学ぶのである。700年以上も続くノーサンバーランド伯爵家の住まいであるが、一般公開もされている。
最後に、蒸気機関車にノスタルジーを感じる人は、ハリーが向かう終着駅となったホグスミード駅に行ってみるのもいい。この駅名は架空のものであるが、荒野の雰囲気のあるゴースランドがその場所だ。このあたりは今も蒸気機関車が走っていて、イギリスの自然を満喫できること間違いなしである。
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