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ファッション王国イギリス
 

イギリスといえば、レディとジェントルマン。伝統を重んじる紳士と淑女のイメージがある。ファッションに関してもイギリスを代表するブランドとして真っ先に挙がるのは、バーバリー(Burberrys)やアクアスキュータム(Aquascutum)などどちらかというとコンサバで伝統的重みを持つものが多い。実際ロンドンのシティ(金融街)を歩いてみれば、昔ながらのビスポーク(オーダー・メード)スーツをかっちり着込んで紳士然として闊歩するビジネスマンたちを見かけることができる。

ファッション王国イギリス
しかしその一方で、イギリスはパンクファッションやミニスカート発祥の地でもある。どうもイギリスの文化、イギリス人の気質には、伝統を頑なに守ろうという姿勢と、古いものを破壊し新しいものを創造しようという全く正反対のふたつの傾向がひそんでいるようだ。そしてこの矛盾する両極は、ロンドンの街を行く人々のファッションの中にも混在している。

確かに現在のイギリスは、ファッションの先進的とはいえないかもしれない。しかしそれでもロンドンは、パリ、ニューヨーク、東京に並ぶファッション王国であり、貫禄たっぷりの一流ブランドから元気な若手無名デザイナーまでが軒を並べて個性豊かなファッションを提供している。ロンドンを訪れるなら、ロンドンっ子のファッションを観察したり、ショーウインドーを覗いたり、実際に手にとって買い物したり、と様々な楽しみ方でイギリスのテイストに触れることができるはず。

ここでは、イギリスを代表する洋服、靴・かばんなどの革製品、そして香水・コスメのブランドを紹介しよう。どれも名が知れたブランドだが、それぞれの真の姿やこだわりに焦点を当ててみたい。
(ギャンツ倖起恵)