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イギリスの大学教育

イギリスの大学教育は900年以上の歴史をもつ。有名なオックスフォード、ケンブリッジ大学を除いても100年以上の歴史を誇る大学が沢山あり、それ以外にも「new universities」と呼ばれる専門カレッジを前身とした大学が多数ある。

このため、選べるコースの数は豊富で、アート、英文学、演劇学から宇宙工学や医学、歯学はもとより、園芸学まで幅広い。大学のキャンパスは、オックスブリッジに代表されるような古い歴史的建物に囲まれたものや、田園風景の中に忽然と広がるキャンパスと寮が一緒になった広大な敷地を持つ大学の他、ロンドンやマンチェスターなどの大都会に、新しいキャンパスビルが点在する都会の大学まで、様々な選択が可能だ。

更に歴史的に英連邦諸国からの留学生達を多数受け入れてきたことから、留学生の受け入れ体制も整っているという留学生にとっては、理想的な環境にあるといえる。
進学準備コース、大学学部留学 [Foundation course
イギリスの大学学部は専門性が高く、イギリス人の学生は大学入学に必要なA Level試験ですでにある程度の専門知識を得ている。そのため、日本の高等学校卒業後、すぐに大学学部に入学して専門教育についていくことは困難だといわざるをえない。そのような人々のために設けられているのが、この Foundation course(進学準備コース)だ。Foundation courseは、専門教育に入る前に大学でのスキルを身につけることを目的としたイギリス人学生向けのものなどもあるが、ここでは留学生を対象にしたものに絞って述べる。

Foundation courseは、通常英語学習、専門教科の基礎学習、レポートの書き方などのスタディスキル学習の3つの柱からなる1年のコース。コース修了の際に、英語力の確認のためにIELTSなどの受験を義務づけているところもある。大学付属のFoundation courseの場合、コース修了時の成績によって同大学の入学を許可するところもある。自分の志望大学内にFoundation courseがなくても、他校のコースから志望大学に入学申込みをすることも可能だ。大学によっては、A Levelの結果しか受け付けないところもあるので(特に日本の高等学校のみ卒業した人)、Foundation courseに留学を決定する前に志望大学に入学条件を問い合せることが必要。

大学学部課程
日本の大学の一般教育課程以上を修了している人は、学部に直接留学することも可能だ。イングランド・ウェールズの大学の学部課程は、通常3年間で修了する(医学部、歯学部などは5年間)。 学部での内容は講義の他、Tutorialと呼ばれる少人数グループでのディスカッション形式の授業が中心で、実戦的なことを学ぶために、国内や海外で研修するField trip と呼ばれる小旅行がある学部もある。その他、学生による発表形式の授業がある。

通常冬や春の長期休暇前後に、一本3000語程度のエッセイの提出が複数課せられ、冬、春の長期休暇が終わった後に試験がある場合が多い。試験はノート形式の解答用紙に小論文風の解答を書く形体が主で、深い理解力が試される

学費について
イギリスの大学が公立とはいっても、留学生の学費は各大学で決定されているので、学校によって1000ポンド以上の差がある。また留学生の学費は年々上がっているが、2003年の場合、実習のない人文社会系の学部の方が6-8000ポンドと安めで、実習主体の理系学部は8000から1万5000ポンドと高めだ。Foundation courseは大学の場合、学部留学生と同じまたは多少安めのこともある。カレッジのFoundation courseの場合は、公立、私立によって様々だ。