ケルトの歴史 ケルトのうずまき
イギリス, ケルト, うずまき, アイルランド, 遺跡, ストーンヘンジ
ケルト語であるウエールズ語やスコットランド語は、今も民族のアイデンティティや文化の保存のために重要な役割を果たしている。
★
JavaScriptについて
ご利用のブラウザはJavaScriptが無効に設定されています。
お手数ですが、ブラウザのJavaScriptを有効にして再度アクセスしてください。
ホーム
>
特集
>
ケルトの魅力
>
ケルトのうずまき
イギリスに関する文化、スポーツ、歴史、映画について
ケルトの魅力
>>
魂の故郷・ケルト
>>
ケルトの歴史
>>
ケルトのうずまき
うずまき
古代の巨石遺跡
ケルトの美
>>
ケルトの宗教
>>
ケルトの文学
>>
ケルトの音楽
>>
ケルト特集 参考文献
ケルトのうずまき
ケルトの象徴である、うずまき。キリスト教とは異なった転生思想と霊魂不滅の考え方が秘められた、うずまきの謎に迫ります。
■
うずまき
アイルランドのニューグレンジ(Newgrange)やイギリス・コーンウォールなどの巨石遺跡には、うずまき模様が施されているものがあります。これらはヨーロッパにある巨大な石の建造物と同様、紀元前3000年前、ケルト文化以前に建造されたものです。宗教的な遺跡だと考えられていますが、作った人々がどんな民族だったかはよく分かっていません。
後に、これらの地にやって来たケルト民族は、巨石遺跡には妖精が住んでいると考えました。複数の立石に石の屋根をのせたドルメン(dolmen)や円状に並べられたストーン・サークル(stone circle)は、何か不思議な感じを漂わせています。ケルトの人々はここに妖精の存在を感じたのでしょう。
心理学者の河合隼雄氏によると、うずまきは古代から偉大なる母親の子宮の象徴と考えられてきました。さらに、うずまきには、生まれてくるという意味とそこに引き込まれて死ぬという二つの意味を持ち、まさに輪廻転生を象徴します。日本の縄文土偶の女神にもうずまきが描かれているものが多く、世界中で守護神にはうずまきの文様が彫られています。
うずまきには、指でたどっていくうちに、もう一つの世界(another world)に迷い込むという言い伝えが残っています。ケルトの人々が見るもう一つの世界とは?
もう一つの世界―ケルトの転生思想
1世紀ローマの詩人ルカヌス(『内乱記』)によると、ケルト民族は「死とは長い生の中の中間点にすぎない」と考えていました。戦場で命知らずの戦いぶりも、ケルトの人々のこうした死生観にありました。死者の霊はギリシア神話のような陰鬱な冥界で亡霊として存在するのではなく、肉体を持って異界で生き続けるのであり、これがケルトにとっての異界、もう一つの世界(Another world)なのです。
異界は丘の中や西の海の彼方にあります。異界とは目に見えない美しい世界で、目に見えない人々が住んでいると考えられていました。これが妖精伝説となって今でも多くの物語が伝えられています。
またケルトの神話や伝説には、人間が動物に生まれ変わったり、神が英雄に、英雄が妖精と結婚したり、妖精が人間の子供を産んだりするなど、神、人間、妖精がぐるぐると転生します。つまり人間の生命と自然の生命とは密接な関係を持ち、大きな生命として、ぐるぐる回っていくのです。