ケルトの歴史 ケルトの宗教
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ケルト文化を支えるドルイド教、キリスト教。アイルランドおいて神話や伝説を今に伝える謎は聖パトリックにあった。
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アイルランドの守護聖人 聖パトリック
聖パトリックは、5世紀ごろアイルランドにキリスト教を広めた最初の人物とされています。数々の伝説と共に語り継がれ、現在でもアイルランドでは守護聖人として絶大な人気を誇っています。
イングランドとは対照的に、アイルランドでのキリスト教の布教は、聖パトリックによって緩やかに行われました。聖パトリックは現在のイギリス・ウェールズ中部の地主の息子として誕生しましたが、16歳の時に誘拐され奴隷としてアイルランドに売られてしまいます。この苦しい期間に人々の心の支えとなっていた土着信仰、ドルイドの教えを体験しました。その後、脱走に成功して故郷に戻り、キリスト教に帰依しました。そして再びアイルランドに戻ってキリスト教をケルトの神話や伝説を巧みに融合して布教に成功します。
特に有名なのは、三つ葉のシャムロックを用いて、「父(神)」、「子(イエス)」、「聖霊」に対応させ、キリスト教の基本教理である「三位一体」の解説したこと。以来シャムロックの緑の色は、パトリックの象徴であり、アイルランドを象徴する色となっています。3月17日の聖パトリックの命日、セント・パトリック・ディ(St. Patrick Day)には、シャムロックを胸に飾った人々のパレードが世界中のアイルランド系の人々によって行われます。
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タラの丘(Hill of Tara)
ダブリン北のアイルランド東部ミース地方に位置する。古代ケルトの部族の王が、タラの丘に住城を築いた。このタラの王は絶対的な行政権を持たず、宗教的な象徴の存在だった。また聖パトリックが三位一体を説いた場所でもあり、現在でもアイルランドの人々にとって心の聖地である。「タラに帰る」とは「アイリッシュとしての心・望郷」の意味がある。ちなみにM・ミッチェルの『風と共に去りぬ』のアイルランド系アメリカ人のスカーレット・オハラの故郷もタラであり、深い意味が込められていることが分かる。
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クロッグ・パトリック(Croagh Patrick)
アイルランド・コナート地方のウエストポート(Westport)にそびえる。先住民族の聖地でもあり、聖パトリックがこの山で40日間の修行をしたことで有名。現在でも毎年7月の最終日曜には全アイルランドから巡礼者が集まる。
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