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小泉八雲とケルト文化
小泉八雲こと、パトリック・ラウカディオ・ハーン(1850〜1904)は、明治の昔に日本の幽玄の美に魅せられました。アイルランドの出身の彼は、日本の民話や怪談を集め、英語で出版しました。また人々の何気ない日常生活の中に日本の細やかな美しさを見出し、そのエッセイの中で「人も物もみな、神秘を称えた妖精の国」と書き記しています。

ラウカディオ・ハーンはアイルランド人の父、ギリシア人の母のもとにギリシア・レフカダ島に生まれ、ダブリンで幼少期を過ごしました。1890年英語教師として松江に赴任後、小泉節子と結婚。その後日本に帰化します。著作に『日本の面影』『怪談』など。ちなみに'04年のインドネシア・スマトラ沖大津波の際に注目を集めた『稲むらの火』は、八雲の『生神』が基となっています。

小さい頃にケルトの物語を聞いて育ったであろう八雲。そんな彼だからこそ、明治の日本人の自然観や美徳、神話など、日本の神秘的な部分に、故郷アイルランドと共通するものを感じ、深く理解できたのではないでしょうか。