ケルトの歴史 ケルトの宗教
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ケルト文化を支えるドルイド教、キリスト教。アイルランドおいて神話や伝説を今に伝える謎は聖パトリックにあった。
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ドルイド教とは?
キリスト教が広まる前、ケルトの人々が信じていたといわれるのがドルイド教です。この土着信仰は太陽神、土地・豊作の神を崇め、すなわち「自然は霊的な力を持つ」という考え方を持っていました。この信仰祭儀を司ったのがドルイド僧でした。
カエサルの『ガリア戦記』によると「魂は決して滅びず、死後一つの肉体から他の肉体へと移る」という教えをドルイドは説いていました。ドルイドは神への生贄の儀式を行い、哲学者、法律家、天文学者、教育者、医術者、詩人でもあり、予言や呪術にも長けていたといわれています。またケルト民族は文字を持たなかったため、彼らの主な仕事は、国の法律や宗教の教義、王家の年代記、英雄の物語を記憶にとどめ、伝えることでした。そのためドルイドはこれらの事柄を覚えやすいように韻律にのせ、膨大な詩として暗誦し、歌ったのでした。つまりケルトの知識は、生きた歌として伝えられました。
またドルイドでは樫の木と寄生木を神聖なものでした。冬になっても青々とした葉をつける寄生木は、彼らの霊魂不滅・転生思想をイメージするものだったのでしょう。