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ドルイド教とは?
キリスト教が広まる前、ケルトの人々が信じていたといわれるのがドルイド教です。この土着信仰は太陽神、土地・豊作の神を崇め、すなわち「自然は霊的な力を持つ」という考え方を持っていました。この信仰祭儀を司ったのがドルイド僧でした。

カエサルの『ガリア戦記』によると「魂は決して滅びず、死後一つの肉体から他の肉体へと移る」という教えをドルイドは説いていました。ドルイドは神への生贄の儀式を行い、哲学者、法律家、天文学者、教育者、医術者、詩人でもあり、予言や呪術にも長けていたといわれています。またケルト民族は文字を持たなかったため、彼らの主な仕事は、国の法律や宗教の教義、王家の年代記、英雄の物語を記憶にとどめ、伝えることでした。そのためドルイドはこれらの事柄を覚えやすいように韻律にのせ、膨大な詩として暗誦し、歌ったのでした。つまりケルトの知識は、生きた歌として伝えられました。

またドルイドでは樫の木と寄生木を神聖なものでした。冬になっても青々とした葉をつける寄生木は、彼らの霊魂不滅・転生思想をイメージするものだったのでしょう。