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バスとキャブ イギリスといえば、この乗り物
  「英国民の朝」を象徴するダブルデッカーバス
「ルートマスター」
Routemaster
ルートマスターロンドン名物といえば赤いダブルデッカーバス。なかでも「ルートマスター(Route Master)」と呼ばれる旧型が、2005年12月9日を最後に運行終了した。引退したのは後部から乗るタイプの旧式で「英国の朝の通勤を象徴するもの」として市民に長い間親しまれてきた車種。1956年に運行を開始し、68年までには3000台近くが製造され、実に50年以上も走り続けた。この頑丈な旧型も、構造上ワンマン運転ができずEU環境基準に合致しない、バリアフリー対策がなされていないことなどを理由に自動ドア付新型やベンディ・バスに世代交替が続いていた。2005年の引退時には多くのルートマスター・ファンが別れを偲んだ。とはいえ観光客向けにはトラファルガースクエア付近を通る9番と15番のわずか2路線で旧型を走らせている。
  誇り高きタクシー 通称「ブラック・キャブ」
「ハックニー・キャリッジ」
Hackney Carriage
ハンサム・キャブ英国のタクシーといえばハックニー・キャリッジ(通称ブラック・キャブ)。運転手は皆地方機関または環境庁の免許を持つタクシーのプロたちだ。ロンドンやエディンバラほか中核都市では4ドアサルーンの専用モデル(LTI社製FX4)が走行しており、黒いものが多い。運転手と乗客コンパートメントは分かれており、定員は5人で、助手席が客席になることはない。ハックニー・キャリッジの歴史は馬車時代の1662年にまで遡り、1834年には「ハンサム・キャブ」(ハンサム=辻馬車)とも呼ばれ、1901年にはガソリン車の登場前に電動車導入の試みもなされた。ブラック・キャブ20世紀以降次第に馬車は自動車へとかわり1947年を最後に馬引きのタクシーは姿を消した。今日ハックニー・キャリッジは公共で利用客を待ちうけできる唯一のタクシーであり、「ミニキャブ」と呼ばれる予約必須のプライベートタクシーとは性質が異なる。とはいえ、政府は現在このふたつの違いを撤廃することを検討中だ。