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UKロックを追いかけて
ロックと共に留学生活
ロックと共に留学生活(2)
UKロック2003年
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ブリティッシュ・ロックを追いかけて
音楽の仕事をはじめて 堀部美香さんは、約5年間、ワーナーミュージック・ジャパンの洋楽部門で、音楽のプロモーションの仕事を担当していた。これも、高校・大学時代に培った自分の趣味が転じて、ということだろうか?

「そのとおりです。仕事では主にニュー・アルバムの宣伝を担当し、雑誌編集部に音と資料を持っていったり、アーティスト来日の際にはインタビューを行うための交渉をしたりしました。」

これまでに宣伝を担当したアーティストは枚挙にいとまがなく、エリック・クラプトン、R.E.M.、グリーン・ディ、アラニス・モリセットなどの有名アーティストも多い。そんな中で、一番印象に残っているのは、仕事を辞める前の最後に担当したニュー・オーダーだと言う。

「このグループは86年くらいを最後に15年くらい、来日がなかったのですが、ようやくそれがかないました。私は『Get Ready』というCDのプロモーションをする仕事にまかされ、実際にライブ・コンサートの関係で、2日間、バンド・メンバーと一緒に過ごしました」

その際の英語のコミュニケーションは、どうだったのだろう?

「正直言って、彼らの英語を理解するのは、少し難しかったです。彼らには、マンチェスターなまりのようなものがありましたし、私自身がイギリス英語に慣れていなかったですから」

New Orderのキーボード、ギター奏者のギリアンと
日本で触れる機会の多い「英語」は、米語を基本にしたものが多い。そんなに、二つの地域の英語は違うのだろうか。

「いえ、慣れてしまえば、そんなに難しくはありません。それに、英語を第二外国語としている人たちの英語も聞けるようになる必要が実際にはありますし。オックスフォードで様々な国の人々と会話をする過程で、何々人の英語と意識することなく、理解できるようになりました」
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オックスフォードでの生活

オックスフォードに来た美香さんは、一年間で英語力を強化する一方、イギリスの若者文化に触れるチャンスを求めて、ロンドンやマンチェスターのライブハウスやクラブを渡り歩く。学年末には、イギリスのクラブカルチャーを社会学見地から分析した5千ワードあまりのレポートを提出した。

「学期中はかなり忙しかったですが、それでも10日間に1回はロンドンのクラブなどに通っていたと思います。その中で、世界各国の人と知り合うことができました。」

オックスフォードもロンドンも、国際色豊かですね。

「それは最大の利点だと思います。私には日本人の友人もいましたし、ロンドンにはたくさんの日本人が在住しています。でも、英語力を伸ばすには、日本人以外の人と、英語でコミュニケーションするべきだと思います。私も、たとえ一人でも、イベントなどに参加するようにしていました。そうすることで、友達の数を増やしていったんです」

日本を離れて異なる世界に飛びこむこと。それは、いろいろな人に会い、メディアなどでは伝えられてこない人々の日常を知ることでもある。新しい発見は、常に自分から追い求める過程の中で、得ることができると言う。

「外に出るのを躊躇していてはだめです。自分から積極的に動けば、必ず友人はできますし、充実した毎日を送れるはずです。」

イギリスのロックを追いかけながら、かつ、この国の知られざる人々の姿を発見しようとする美香さんの努力は、まだまだ続きそうだ。