|
|
全国で売られているビールの10パイントのうち、8パイントまでが4大メーカーBass、Carlsberg-Tetley、Scottish
and Newcastle、Whitbead によって製造されている。そして残りの2パイントは地元に古くからあるビール工場か、1971年に法律が改正されてからできた小さなビール工場によって製造されているビールだ。パブが独自にビールを造っている場合もある。このようなパブは自分の店のために醸造するほか、他のパブにも卸している。
|
|
全国のパブの約3分の1は企業が所有している。そのほとんどがチェーン店で、店は全国各地にあり、同じ名前、同じ室内装飾、そして売っているビールも同じ銘柄である。所有している会社がどのビールを売るかを決める。このようなパブの多くはビール会社が経営しており、売っているビールも自社のものである。が、近年、パブを売却するビール会社が増えている。Free
Houseと呼ばれる店は、個人が所有し経営しているパブである。だから基本的には最高のビールと最高のサービスを提供しているはずだ。
|
|
樽入りビールは涼しい場所に保存されなければならない。できれば暗い地下室などがいい。そして室温よりずっと低い温度で飲むのが良い。樽に入れられた後、数日寝かせてから樽を開ける。グラスに注いだ時には澄んだきれいな色をしているべきである。寝かせる時の温度が高すぎると、ビールには濁りがあり色も汚い。樽から出されたビールはなるべく早く売りさばいた方がよい。 樽を開けると同時にビールがどんどん古くなるからだ。古いビールは気が抜けてしまっていて、最悪の場合は酢のような味さえする! 本当のエールはガスを使わずに、樽から注がれなければならない。伝統的にはハンドポンプを使う。ポンプの中には、ハンドポンプのように見えるが、実は機械仕掛けだったりする物もある。本当のハンドポンプかどうか確かめるには、カウンターの中のお兄さんかお姉さんが、いかに苦労してパイントを注いでいるかを見ていればわかる。彼等の腕の2頭筋が十分発達していれば、それは本物のハンドポンプだ!
|
|
伝統的に南イングランドのポンプはノズルの先が大きい。だからビールがグラスに注がれる時、比較的スムーズに出てくる。しかし北イングランドではノズルの先が小さく、注がれるビールもその影響を受ける。その結果ヘッドと呼ばれる白い泡が表面にできる。北イングランドのパブで、南からきた客がバーマンに、ヘッドが多すぎると文句を言っているのを見るのも珍しいことではない。きっとヘッドの分だけビールが少ないと思っているに違いない!
|
|
わずか一握りの大企業と同様に何百もの小さな醸造業者が英国には存在する。大規模会社同様ほとんどの小規模醸造者が醸造設備の見学ツアーを催しており、これは事前に予約することができる。ビールが醸造されるのを見学し、ホップスと大麦の発酵の匂いを堪能することで、今すぐ最寄のパブに走りたくなること間違いなし!それに付け加えて「完璧な一杯のビール」を作り上げるその一心さを、よりいっそうねぎらいたくなることだろう。『CAMERA
Good Pub Guide』にはどのツアーを予約すべきかについて念入りな詳細事項が記載されており、ほとんどの推薦された独立系の醸造業者がリスト・アップされている。
|