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オークション飛び込み体験記 (Sotheby's)

オークション会場の建物はまるで高級ホテルのようで、何となく入りにくい。ドアマンも来客者に対してドアを開けるのをしっかりと待ち構えているし、小市民の私が入ってもいいのかなーと考えてしまう。と言っても、身だしなみは特におかしいわけではないし、オークションは公のもの!と考え、中に足を踏み入れる。ドアマンは笑顔で迎えてくれた。

オークションを行う会場の多くは、まず最初にカタログなどの本が販売されているショップがある。こんなところは、美術館などを同じである。そこを抜けてレセプションに行き、オークションが行われる会場はどこにあるかを尋ねる。会場はたいていGallaryの近くにあることは知っていたが、確認しておいたほうが、なんとなく気分がほぐれる。

Gallaryには、今後競売にかけられる予定の絵画や彫刻物などが飾られていて、さながら小さな美術館といったところ。オークション会場はその近くに位置しており、いつでも入りやすい雰囲気である。

どの席に座ってもいいということなので、いそいそと年配のカップルの隣に腰かける。今回の競売のテーマは、ヨーロッパのOld Manuscriptである。 来ている人たちは、50-60代の人々や小さなギャラリーのオーナーのような人など、様々である。

さて、オークショニア(オークションをとりしきる人)がやってきて、いよいよ競りが始まる。長ったらしい説明もなく、最初の作品の競りが始まる。感心したのは、オークションの際にその値が逐一電子版に出るのだが、そこに日本円も表示されることだ。なるほど、これは便利である。数十ポンド、数百ポンドなら日本円に換算できても、億、兆の段階になると、計算どころではない。オークショニアが言う数字を聞きながら、55は55,000,000なのだと確認する。うーん。お金はあるところにはある。



このオークションに参加して、素人の点から利点をまとめてみた。

1. すべて無料。でも親切なサービスの中、イギリス上流階級の高級感を味わえる。
2. クロークも使用可能。隣接するカフェテリアでお茶を飲むのも気分がいい。
3. 英語の勉強になる。特に数字は、聞いてすぐに頭に浮かぶまでのレベルに達するためのよいレッスン。
4. オークション以外の時間は、 競売にかけられる作品を見ることができる美術館。
5. シャガールなどの絵画が目の前で値をつけられる。 いつもと違った視点が得られる。
6. オークション会場周辺はブランドショップが並ぶストリート。目の保養?


Sotheby's近くのとおり。